沿革
1970年代より独創的なテクノロジーで経済と暮らしの発展を支えてきました
創業から現在に至るまで、日本マイクロニクスの歩みをご紹介します
1970年代:計測技術と微細加工技術への挑戦
わずか3名で電子機器の保守業務からスタートした日本マイクロニクスは、半導体検査や精密測定に着目し、電子計測技術と微細加工技術による製品開発を開始。日本の技術による初のプローブカードやウェーハマニュアルプローバなどの製品を開発・発売しました。
- シンクロスコープ、ファクシミリ、産業半導体、真空試験装置のメンテナンスを目的として、東京都目黒区にトーワ電気株式会社を設立
- 東京都武蔵野市に本社を移転
半導体を対象とした計測技術および微細加工技術の研究開発を開始
- 半導体検査装置および精密測定機器を開発、販売を開始
- 商号を株式会社日本マイクロニクスに変更
- プローブカード開発
- マニュアルプローバ1号機を完成
1980年代:プロービング技術の確立
プローブカードの生産拠点を青森、大分、熊本に開設し、プローブカードメーカーとしての礎を築きました。
また、半導体でのプロービング技術を活かし、液晶ディスプレイ検査のスタンダードとなる検査装置を世に送り出しました。
- 青森県南津軽郡平賀町(現 平川市)に平賀工場を新設
- 大分市に大分営業所を新設
- 青森県南津軽郡平賀町(現 平川市)に新平賀工場(現青森工場)を新設
- 青森営業所を開設
- 大分市に大分工場を新設
- 液晶ディスプレイ検査装置1号機を完成
- 熊本市に熊本営業所を新設(2020年12月 大分テクノロジーラボラトリーと統合)
- 熊本市に熊本工場を新設
- 東京都三鷹市に研究開発拠点として研究開発センターを新設(2012年9月 本社・青森松崎工場と統合)
1990年代:プロービング技術でグローバル企業へ
カンチレバー型プローブカードと、液晶ディスプレイ検査装置のグローバル・リーディングカンパニーとしての地位を確立。
1997年には店頭市場(現 JASDAQ市場)に登録をしました。
- パッケージプローブ開発に着手
- 神戸市中央区に関西営業所(後に関西出張所へ名称変更)を新設
(2020年4月 本社と統合)
- 日本証券業協会に株式を店頭登録
- 大分工場および大分営業所を集約し、大分テクノロジーラボラトリーを開設
- 熊本工場を熊本県上益城郡益城町に移転し、熊本テクノロジーラボラトリーに名称変更
(2012年9月 大分テクノロジーラボラトリーと統合)
- 米国カリフォルニア州サンノゼ市にサンノゼ支店を開設
2000年代:MEMS技術やシステム技術で新たな挑戦
独自のMEMS型プローブカードの製品化で、世界初となるウェーハ一括同時測定を実現させたほか、液晶ディスプレイのAOI※1装置や半導体のBIST※2テスタなど、新たな技術での挑戦が実を結びました。また、海外売上増加に伴い、海外拠点を拡充しました。
- ※1 AOI(Automated Optical Inspection):自動光学検査
- ※2 BIST(Built-In Self-Test):組込み自己検査
- 青森県南津軽郡平賀町(現 平川市)に青森松崎工場を開設
- 中国上海市に子会社MJC Microelectronics(Shanghai)Co., Ltd.を設立
- 韓国に子会社MDK Co.,Ltd.を設立(2011年6月 MEK Co.,Ltd.と合併)
- 茨城県真壁郡(現 筑西市)に茨城テクノロジーラボラトリーを開設(2011年11月 青森工場と統合)
- 台湾に子会社Taiwan MJC Co., Ltd.を設立
- 液晶ディスプレイAOI装置を製品化
- ジャスダック証券取引所に上場
- 世界初の8インチウェーハ一括測定プローブカードを製品化
- 中国上海市に子会社CHINA MJC CO., LTD.を設立
- 半導体BISTテスタを製品化
- KES環境マネジメントシステム認証取得
- 米国テキサス州に子会社MJC Electronics Corporationを設立
- 東京都三鷹市に子会社 株式会社MJCテクノを設立
- 青森工場に新棟を増設
- 独国ザクセン州に子会社MJC Europe GmbHを設立
- 韓国京畿道富川市に子会社MEK Co., Ltd.を設立
2010年~:強靭な企業体質を基盤に、新たな成長に挑む
これからも、継続的な成長を目指して企業体質の強化を図りながら、コア技術の新たな応用フィールドの開拓を推し進めます。
- 国内全拠点においてISO9001、14001を認証取得
- 薄膜太陽電池検査装置および太陽電池用ウェーハ検査装置を開発
- ジャスダック証券取引所と大阪証券取引所の合併に伴い、大阪証券取引所JASDAQ市場に上場
- 中国江蘇省に子会社MJC Microelectronics(Kunshan)Co., Ltd.を設立
- 大阪証券取引所と東京証券取引所の統合にともない、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場
- 台湾GPM社とLCD装置事業の業務提携
- 東京証券取引所 市場第一部に市場変更
- シンガポールに子会社MJC Electronics Asia Pte.Ltd.を設立
- 子会社 株式会社MJCテクノを吸収合併
- 決算期(事業年度の末日)を9月30日から12月31日に変更
- 東京証券取引所の市場再編にともない、東京証券取引所プライム市場に上場
- 青森工場の新棟建設を発表
- サステナビリティ推進体制強化のためサステナビリティ推進室と諮問委員会を設置
- 韓国子会社の新工場が竣工
- 企業理念の改訂とサステナビリティ方針の制定